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90周年を迎える現在のホッケー部と抱負

男子部 主将 池端抄太(3回生)

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 OBの皆様お世話になっております。現在主将を務めております池端です。

 まずは、この度このように京大ホッケー部90周年の記念誌が発行されますことを喜ばしく思うとともに、これまでホッケー部を繋ぎ続けて下さったOB、関係者の皆様、90周年事業にお力添えたまわりました実行委員の皆様、そして本誌の発行にご尽力いただきました高橋さんに御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。また、先日開催されました記念式典におきましては、OBの皆様より寄付金を募らせていただき、3万円程頂戴しました。必要備品購入等に大切に使わせていただきます。ご協力ありがとうございました。

 さて、寄稿文ということですが、OBの皆様と繋がれる数少ない機会ですので、私のほうからは男子部主将として、近況報告と今後の抱負についてお伝えさせていただきたいと思います。

 現在男子部は男子プレイヤー34名、マネージャー8名という大人数で活動しており、この人数は関西大学ホッケー部の中でもトップクラスにあるかと思います。部員が足りず、存続の危機すらあるチームもある中で、多くの仲間とともに日々楽しくホッケーができることを幸せに思います。また、大阪星光高校などからホッケー経験者も入学し続けており、部全体に刺激がもたらされていることも嬉しいことです。私自身は大学からホッケーを始めましたが、同時に始めたライバルも、経験者という目標もいることが強い刺激になってきたと思います。一方で大人数であるために農Gの限られた練習地が非常に狭く感じてしまうことが最近の我が部の嬉しい悩みといったところでしょうか。

 以上のようなチーム状況で現役部員は関西学生リーグの二部で戦っております。以前は京大ホッケー部も一部で活躍していたと伺っておりますが、福井工大や聖泉大学の登場により一部には私立大学が名を連ね、我が部は押し出される形で二部上位に位置しております。さらに二部内も混戦となっており、今年度春リーグは二部3位という結果で入替に臨むこともなりませんでした。しかし、昨年のインカレでは一部の関大に勝利しており、ゴール前での力強さを磨けば、十分に一部昇格を果たせるところにあると考えております。

 今現在も秋季リーグの真っただ中であり、まずはプール戦を全勝し、見事プール1位で上位の順位決定戦進出を決めたところです。今後は関東(飯能)で行われるインカレ、入替の切符をかけた秋季順位決定戦、そして一部昇格をかけた入替戦と重要な試合がつづきます。インカレでは、格上朝日大学との初戦を迎えますが、そういった相手に対しても走り負けないホッケーを軸にたたかいます。押し込まれる時間が続くとは思いますが、泥臭くも守り抜き、少ないチャンスを足でものにできればと思います。また、その後の入替戦でも実力としては上にある相手との戦いが強いられるとは思いますが、今年のチームはPCに自信を持っていますので、PCを活かした自分たちの得意な攻撃により、一部昇格を果たし、90周年に花を添えたいと思います。

 この記念誌を皆様がご覧になるころには、入替戦まで終えたころかもしれませんが、良い結果がお伝えできるよう部員一同努力してまいります。今後とも京大ホッケー部に対する暖かいご支援、ご声援のほど、よろしくお願いします。