河村 庄也(昭和61年卒)
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2016年9月10日、京大ホッケー部90周年記念式典を無事挙行できましたこと、参加者および関係の皆様でお慶び申し上げたいと思います。本式典にあたり、白井会長始め、事務局の皆様、現役の皆様が周到な準備をされていたことに感謝申し上げます。
式典でもスピーチをさせて頂きましたが、昨今の現役の皆さんの活躍ぶりはすばらしく、七帝戦での男子優勝、女子も優勝は逃したものの東大に勝つなど創部2年足らずで立派な成績を残し、90周年を飾るすばらしい戦いぶりだったと思います。何より多くの部員が男女とも所属していること(ホッケー部史上最大の部員数だと思います)これは今後に大きな期待を感じさせるものです。
私は今、ツイッターにてホッケー部男子、女子のフォロワーになって、たまに応援コメントを差し上げておりますが、過去、手紙で戦績をもらっていた時代とは違い、本当に身近にホッケー部の活躍を感じることができます。また応援したくなるような頑張りをみせてくれていると思います。
ほぼリアルタイムで戦績もアップしてくれていますので、是非、より多くのOBの皆さんもツイッター、フェイスブック等のソーシャルメディアでの応援もよろしくお願いします!また、S45年卒井川先輩のフェイスブックもすばらしいです。趣味で?ホッケー部の活躍ぶりを写真にとって都度アップしてくれています、井川さんには本当に頭の下がる思いです。
私が卒業して30年経ち、ホッケー部も創部90周年になりましたが、今でもあの4年間のホッケー部での生活は鮮明に記憶に残っていて、その後の会社生活は長くともあまり記憶が定かではないのに比べると、本当にこの4年間はいい時間をホッケー部で過ごすことができたと思っています。ただ、1,2回生の頃はいやいややっていたと思います(あとになってこの頃のことを後悔しました)が、最後はホッケーが本当に好きになり、4回生の秋までやりました。事実上の最後の試合と思って臨んだ慶応大戦で勝ち、インカレベスト8まで駒を進める誤算?まであって本当に充実した4年間でした。
一番印象に残っている試合はこの慶応大戦ではなく、次の日の法政大戦です。相手は関東ナンバー1、今の全日本女子の監督である永井氏(当時、彼は既に日本代表でした)率いる強豪になすすべもなく0-8で負けましたが、雨の降る中、前日の勝利もあって急遽駆けつけてくれ、声を枯らして大声で応援してくれたのが故国友先生(当時ホッケー部部長)でした。今でもその姿が脳裏に焼きついています。そして国友先生の姿を見たのが、これが最期でした。
この後暫くして緊急入院、面会謝絶となり、翌年の春には帰らぬ人(享年48歳)となってしまいました。おそらくですが、この法政大の応援の時にもすでに体調の異変に気がついておられたのではないかと思っており、そんななか無理を押して駆けつけて頂き、ずぶぬれになって応援されていたことを思うと今でも鳥肌が立つ思いがします。
国友先生はホッケー部60年(当時)の歴史のうち、約半分の30年をホッケーに打ち込み、部長としても長きにわたって後進の指導に当たられました。この90周年のホッケー部の歴史を語る上でも、無くてはならない人であると思っております。
今、ホッケー部が一時期の危機的な状況を乗り越え、生生発展の途上にあることを大変嬉しく思い、また、100周年を迎える伝統ある部になっていくことを誇りに感じます。
過去の諸先輩方の功績、貢献に感謝し、さらに次世代に繋げていく歴史を刻んで行かれんことを願ってやみません。
以 上