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ホッケー 思い出

日高 茂(昭和47年卒)

p61

 大学を卒業して44年、年金生活に入ったシニア世代の一人として、大学時代のホッケーの思い出を書きます。

 パソコンの前に座り、さあ書こうとすると、昔の記憶が芋づる式に出てきて(私事ですが、高校でもホッケーをやっていて、両方の記憶の区別がやや曖昧になりつつあり・・)忘れられない思い出を3つ書くことにします。

 

最初は、一番いい思い出から・・・・・・“4年生の春リーグ戦を勝ち抜き、1部リーグ昇格”・・・・・・私見ですが勝因は、

・3年生8名のチームワークがよく、2年足らずの間に着実に実力アップしてくれたこと(メンバー構成は我々4年生3名とこの3年生8名)

・太田監督や大東さんはじめ諸先輩から、熱心な密着指導があったこと

・当時、天理大恩田監督の主催で、大学横断の合同合宿が何回かあり、1部リーグ選手のプレースタイルやスピード感などを肌身に感じることができたこと。

・「チームとしてどんなプレーをしたいか」具体的なイメージをみんなで共有できたこと、練習を通じて身に着けることができたこと

 

2つ目は、できれば忘れたい残念な思い出・・・・“1部昇格後のインカレで初戦敗退”・・・

1部昇格の勢いでインカレ会場の千葉市まで勇躍遠征したが、初戦の結果は0対3の惨敗だった。

敗因は

・慢心、自惚れ・・・「関東リーグの2部チーム相手に負けるはずがない」

・コンディション調整不足など、そもそも対戦相手へのリスペクトに欠け、試合を闘うモードになっていなかったこと

その日の夜、場末の焼き鳥屋で飲んだビールの苦いこと・・・・

 

最後に、ちょっと恥ずかしい思い出・・・“7帝戦遠征時の札幌 噴水事件”・・・

2年生時の7帝戦は北海道大学の開催で、試合の結果京大は3者同率一位となり、宿舎の夕食時に祝杯を挙げた。その後、何人かで飲んだ酒の勢いのまま、札幌の繁華街にある大通り公園に繰り出し・・・・気がついたら、大通り公園の噴水池の中に入って水の掛け合いをやっており、膝まで水に浸かり、噴水も浴びて身体中びしょ濡れ・・・

周りには、夕涼みの市民や観光客などの人だかりができていて・・・・・

まあ、ホッケーの話ではないですし、もう時効でもありますので、敗因の分析など詳細は、割愛することにします。