大美 博昭(平成5年卒)
p11-12
OB戦は記念式典に先立ち、農学部グランドで晴天のなか行われた。晴天・・・、暑かった。
この10年の間にOB戦にも新たな要素が加わった。ご存じのように、グランドの全面人工芝化と女子部の創設である。それぞれの詳細は他のスペースに譲るとして、グランドの人工芝化といってもホッケー部の練習場所を除いた部分はホッケー用の短い芝ではなく、長めの芝である。ただ、この長めの芝がOBにはちょうど良い。人工芝のプレーに長けた現役達にもなんとかついていけそうなスピードになってくれる(あくまでも「なんとかついていけそうな」である)。
そんな農学部グランドには本当に多数のOBに来場していただいた。しかもプレーヤーとしても様々な年代の方々にプレーしていただけた。現在もスティックを握っている人だけでなく、10年近くスティックを握っていないような方にも試合に参加していただき、実行委員の一人として嬉しい限りである。
試合は、まずOBチームvs女子部、続いてOBチームvs男子部で行われ、OBチームは、白井会長、松島副会長をはじめとする50代~70代のOBに、かつて男子部を鍛えていただいた杉浦利哉・元特別コーチ、女子部の活動でお世話になっている山出洋基・立命館高校女子ホッケー部監督のお二人が助っ人で加わった”Legends & Friends”が先発した。元気である。試合は20分ハーフで始まったものの、なんといっても暑い、5分ぐらいで徐々に交代し始めるのかとみていると、10分たっても誰も交代の手をあげない。本当に元気である。その後、徐々に下の年代もグランド内に入り、年代を問わず、皆嬉々としてボールを追いかけていた。筆者にも順番が回ってきたが、5分もプレーをするともう体がいうことをきかない。ただ、まわりを見ると、一緒にプレーした先輩、後輩ばかりで、若干?の体型変化があった人もいたが、プレースタイルは現役時代とほとんど変わらず、短い時間であったが本当に楽しいホッケーだった。
ケガもなく無事に90周年という節目のOB戦を終えることができた。老いも若きも、男子も女子もホッケーを肴に楽しんだ、90周年にふさわしいOB戦だったと思う。
最後に、OB戦の会場準備とOBの相手をしてくれた現役男子部、女子部のみなさんに感謝します。君たちがいなければこのOB戦は無かったわけで、本当にありがとう。